こんにちは。さいどです。
昨日、待ちに待ったiPadOSがリリースされました。
iPadがソフト面でもハード面でも進化する革命的なアップデートの予感がしていたわけですが、実際にiPad Pro 11インチモデルにiPadOSをインストールして使ってみて、ぼくなりに気づいた点をまとめてみました。
目次
USBストレージに対応

正直これが一番の目玉ではないでしょうか。
やっとiPadでUSBメモリや外付けのHDDが使えるようになりました。
さっそく、愛用のHDDを差し込んでみます。
HDDの端子はUSB-Aなので、変換するアダプタ等が必要になります。

ぼくは先日紹介した「Hyper Drive for iPad」を使って接続。
このハブは多機能さとiPadの色にマッチするデザインが最高にクールなので、まだiPad用のハブを持っていない方はおすすめです。
iPadOSに備えて。iPad Pro用USB-Cハブの最適解。HyperDrive for iPadPro
フォルダアプリで問題なく認識

挿すと、しっかりと認識してくれました。
サムネイルもしっかりと表示してくれるし、ほとんどカクつくことなく画像を見ることができます。
正直このヌルヌルさでみれるとなると、パソコンではもうみたくなくなっちゃうレベルです。写真が好きな人はかなり重宝しますね。ディスプレイも綺麗だし。
そのままLightroomに取り込めるのは感動

気になっていた他のアプリとの連携ですが、写真のようにファイルアプリで選択後、共有ボタンを押して、Lightroomのアイコンを押すだけでLightroom側に取り込むことができました。
もうパソコンいらないじゃん。
ただ、ファイルの中の写真(約350枚)を全選択して取り込もうとした所、フリーズしてしまったので、この辺の安定性に関してはまだちょっとかけるかなといった印象。やっぱパソコン要るのか…
HDD等のパーティションには非対応
もうひとつ文句を言うと、HDD等のパーティションを作っていると、どれか一つのボリュームしか表示されませんでした。
ぼくの場合、パソコンから抜き出したものをそのまま使用していたため、リカバリ領域しかiPad上で表示されないと言う悲劇が起こったりしました。
外付けのストレージはきちんとフォーマットして使うことをお勧めします。
これ使ったら爆速なんだろうなあ
よりパソコンに近付いたUI
これはもうパソコン。Safariが無限に開き放題
かなり強力だと感じたのは同じアプリを何個も起動できること。
例えばwordpressのサイトでブログの記事を書いているとき、web上の記事を複数参照したいと思うと、今まではタブで行ったり来たりしていましたが、iPadOSになったことで、いくらでもsafari等のアプリを起動できるようになりました。


パソコンだと当たり前にできていたことですが、今までのiOSだとできなかったことでした。
これからは何個でも開いていいんです。
いくらでも開けるんです。
対応しているアプリといないアプリが現状あるようですが、対応しているアプリの一つにNoteshelfというノートアプリがあります。

授業で取ったノートを見返しながら、復習したい時に一々行ったり来たりするのがかなり苦痛だったのですが、左右に並べて開けるようになったのでかなり快適さが増しそうです。
Slide Overが強化
もう一つぼくが良いなと思ったUIの変化としてはSlide Overの進化です。
正直今まであまり上手く活用できていなかったのですが、iPadOSになってかなり使い勝手が上がるんじゃないかなと思っています。
理由としてはSlide Overとして起動しているアプリを通常のサイズで開いているアプリとは別で管理できるようになったことです。


Slide Overで起動したいアプリって限られていることに気づきました。
ちょっと音楽かけたい時のミュージックアプリ、ながら作業したい時のYoutube、ちょっとした調べ物のSafari、別のアプリにファイルを写したい時のファイルアプリ。
実際ぼくが使いそうなのはこのくらいです。
これをSlide Overとして常時起動させておく事でかなり便利になりそうです。
通常使うアプリとSlide Overで使うウインドウを別で持っておく事で、タスクの管理や切替がよりシームレスになりますね。
そういう意味でもアプリをいくらでも開けるメリットは大きいですね。
切り替え方も簡単です。下の方を左右にフリックするだけで切り替えることができます。



ApplePencilがより強力なツールに
Pencilだけで完結するスクショからマークアップ
これは本当に強力です。
例えば、kindle等で気になった部分があって保存しておきたい時がありますよね。
今までは、わざわざボタンを押してスクショを撮ってpencilで書き込む。
この流れでしたがこれからはApplepencil一本で完結します。

最初に画面の下側の角を写真の向きにスワイプ。
すると、もうスクショが取れちゃうんです。
更に驚くところはすぐに書き込める画面になっているところ。
リサイズ等も自由自在です。

保存も写真アプリかファイルアプリかを選べます。
これは捗りそうです。
さらに遅延も少なくなり、描きにくさを感じることはなくなりました。
これからもっと活用していきたいアイテムですね。
使ってみての感想〜パソコンの多機能さとiOSのいいとこ取り〜

ここまでぼくが一日触って見てここは変わったなあと感じた点をまとめて見ました。
他にもホーム画面にウィジェットができたり、(縦にするとウィジェット消えて下側に謎のスペースができるけど)



ジェスチャでコピペができたりと、(Smart keyboardあるとあんまり使わないかも…)
まだまだ触りきれていない部分がたくさんあるので、もっともっといじり倒していきたいと思います。
最近よくiPadはパソコンの代替になるのかという議論が勃発していますが、簡単な作業やクリエイティブな分野ではパソコンと同等か、もしくは直感的なUIによってパソコンを超える場合もあるのではないか感じています。
一方でその単純さから、パソコンより機能面で物足りなさが有るのも確かです。
今回のiPadOSはよりパソコンライクにiPadを使えるようにしたアップデートな訳ですが、個人的にはこのいいとこ取りというかどっちつかずな感じがかなり楽しみです。これからもiPadがどうなるかを見守っていきたいと思います。