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理系大学生がHHKBを購入してみた~HHKBは二度刺す~

キーボードは気がつくと分身するようです.

沼の始まり

自粛で家にいる時間が多くなった今年の前半.

デスク環境を見直そうと思い,はじめて高級キーボードの類に興味を持ちはじめます.

それまで,ギリギリ瀬戸弘司さんの動画でリアルフォースというクソ高いキーボードがあるということは聞き及んでいたがそれ以外は全くの無知だった僕.

調べてみると巷ではHHKBなるスパルタンなキーボードがカルト的な人気を集めているよう.

研究室の先輩も使ってて,なんだかカッコいいという浅はかな理由だけでとりあえず中古の型落ちモデルを購入.

これ↓

到着して,打ってみたときのあの感動は忘れられません.

まず,ラップトップの薄いキーしか打ってなかった僕はそのキーストロークがマリアナ海溝より深いことに驚きます.

入力をしている.

という実感がキーから指の触覚を通して僕の中枢神経にガンガン伝わってきます.

そして多くの使用者がステマじゃないかと思うくらい褒め称えるその打鍵感.

指がストンと落ちていく感覚は本当に快感で,1打鍵毎にドーパミンとエンドルフィンがドバドバ分泌する音が脳から聞こえてきます.

デザインも本当に好み.

無骨で無駄を削ぎ落としてようなこのデザイン.

矢印キーまで削ぎ落としています.

一般的なキーボードよりキーの数は少ないので,人によっては使いづらく感じるかもしれませんが,個人的にはどうやってこのキーボードを自分流にカスタマイズしていくかが楽しかったりします.

僕はkarabinerというソフトウェア用いて,キー割り当てを変更しています.

ハードウェア的な制約もあるようで変更できないキー(ファンクションキー等)もありますが,現状の自分の好みに設定できています.

矢印キーはデフォルトでは右手の小指が死んでしまうので,control + hjklに割り当て.vimのキーバインドに習っています.

ホームポジションからほとんど手を動かさずにカーソル入力できるのでかなり便利です.全人類これは試していただきたい.

これは完全に好みなのですが,controlキーのほうが,より多用するcommandキーより大きいので,この2つのキーを入れ替えたりしてます.(たまに他の人にパソコンを使わせていた時あまりに不評でした.)

正解はないので,いいなと思ったキー割り当てがあったら試してみたいと思っています.

(あんまり特殊なキー配置にすると,他のキーボードがまるっきり使えなくなってしまうので,キー割り当てのカスタマイズは程々に)

更に深淵へ

これでキーボードは終着点におもわれたのですが,キーボード沼は僕を離してはくれませんでした.

まず,使っていた「HHKB Professional BT」 はbluetoothの規格が古いこともあるのか,若干接続性に難を感じていました.

週一くらいで,キーに触れていないのにいきなり文字が連続して入力される事象が発生.

いつも使うものなので,ちょっとしたイライラも積もってくると結構な不満点に感じてきます.

こうなると止まらないのが浪費家の性で,毎日のように公式サイトをチェックして,最新モデルの「HHKB Professional HYBRID Type-S」を恋する乙女の目で眺めていました.

こうなると手元に届くのはそう遅くはなく,時期的にもクリスマスだったため,クレジットカードのソリに乗ったアマゾンサンタからプレゼントをもらうことができました.

バーン!!

右下のロゴが無くなってよりシンプルなデザインになっています.

そこまで以前のモデルと見た目は変わりませんが,お伝えしたいのはその打鍵感.

type-sは静音モデルということで今まで使ってきたモデルと比べて,音が静かで滑らかにタイピングできる感覚があり,例えるなら上質のビロードをまとったかのよう.

もうスコスコスコスコスコスコスコスコ...

って感じ.

好こ

いやスコ.

キーの重み自体は以前使っていたモデルと変わらない45gですが,ストロークが2mmだけ浅くなっているせいか,軽やかにタイピングできる点も気持ちよさにつながっている気がします.

接続性も良いし,使うかどうかは別として複数デバイスの切り替えがショートカットキー一発で行えるし,嬉しいのはハードウェアレベルでキーマッピングの変更ができること.もう最高.

この子とiPadだけ持ってカフェでブログ書くのも乙かもしれません.

今日の独り言

僕はこの子と添い遂げたいと思います.

みんなもスコスコしよう.

追記

自作キーボードはじめました.

HHKBライクな左右分離キーボード「Choco60」を自作した話

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